広島県がん検診啓発特使を務めるデーモン閣下が始球式に登場した。6年連続6度目の大役は、中日京田の背後へのワンバウンド投球に終わった。

 「キャッチボールする機会が減っている。稽古不足かな。年々ストライクが入らなくなっていている」。不本意な投球にも、最後は「激励」のため、ジョンソンと握手をかわしてマウンドを降りた。

 「胃がん」からの復帰を目指す広島赤松真人外野手(34)には「トレーニングも難しいと思うが、焦らないで体をつくり直して、見事に復帰してくれることを望んでいる」とエールを送った。