巨人菅野智之投手(27)が自身最速ペースで2年ぶりの10勝目を挙げ、両リーグ最速の2桁勝利も記録した。

 勝利数だけでなく、防御率でも同僚の田口を抜いてリーグ1位に躍り出た。

 8回98球、3安打10奪三振とDeNA打線を圧倒した。序盤はこの日最速154キロの直球を軸に据え、中盤から決め球のスライダーを多用して的を絞らせなかった。これで3試合21イニング連続無失点と快投が続く。

 「あんまり調子がよくなかったんですが、いつも通り(小林)誠司が引っ張ってくれました。とにかく、丁寧に根気強く投げることを心がけていました。勝ちは自分の力だけじゃどうにもならない。皆さんに感謝します」と節目の勝利をかみしめた。