東芝が、延長12回タイブレークの末にJR東日本に競り勝った。

 1点ビハインドの9回に大河原正人外野手(33=亜大)が、今秋ドラフト上位候補の田嶋大樹投手(20=佐野日大)から値千金の同点打。1死満塁からスタートする延長12回のタイブレークでは、1番佐藤旭外野手(24=慶大)が決勝の2点適時打を放った。

 投手陣では先発岡野祐一郎投手(23=青学大)、補強選手の柏原史陽投手(24=同大)のリレーで流れを作った。殊勲打の佐藤は「思い切って、チェンジアップを狙った。それまで結果が出ていなかったので、良かったです」とホッとした。工藤賢二監督(42)は「全員で1つの勝利に向かって、戦ってくれた。選手たちが頑張ってくれた」とたたえた。