阪神金本知憲監督(49)が殊勲の逆転打を放ったロジャースを絶賛した。

 負けか引き分けで自力優勝の可能性が消滅する瀬戸際の一戦。1点を追う最終回に途中加入の助っ人が2点タイムリーで試合をひっくり返した。

「この球場で逆転勝ちは去年からあまり見かけない。そういう中でよくやってくれた。しぶとく最後まで粘ってね」と指揮官は目を細めた。

 評価するのは、選球眼だ。「同じ球を2球続けて、ボール球に手を出さない。1球見て、学習できる。そこはうちのバッターも見習ってほしい」。貧打解消のため、緊急獲得したロジャースが救世主になった。