阪神ドラフト2位小野泰己投手(23)は、6回途中2失点ながらも、プロ初白星をつかむことができなかった。

 初回は広島菊池に先制2ランを許す展開。わずか2球で2点を失った。それでも切り替えて、2回以降は0行進。6回2死一、二塁のピンチを招いたところで降板した。「(2点の先制を許したときは)腕を思い切って振るしかないと思っていた。6回を投げきれなかったのは、先発として仕事ができなかった」と悔しさをにじませた。

 金本監督は「このチーム相手に、ほぼ6回を2失点だけですからね。本気で勝ち星をつけたらんと。十分ですよ、この打線に2失点は」と力投をたたえた。5月21日ヤクルト戦でデビューして以来、この日で10試合目の先発だった。ここまで0勝6敗。なかなか白星に恵まれない。次回こそ、白星を手に入れたいところだ。