9連戦の締めを好投で飾ることはできなかった。ソフトバンク先発の武田翔太投手(24)が5回途中で好調な西武打線にKOされた。

 味方が同点に追いついた直後だった。5回裏。1点を勝ち越されると、なおも2死一、二塁から山川に8号3ランを左中間スタンドに運ばれた。

 ここ2試合は2勝して、武田自身も波に乗りたいところだったが、暗転した。勝ち星を挙げたとはいえ、ここ2試合の投球数はともに80球未満。この日も70球を過ぎたあたりから、制球が安定せず86球で降板となってしまった。

 「粘りの投球をして、試合をつくってほしい」と、高村投手コーチはブルペンから送り出したが、期待に応えることはできなかった。