日本ハム大谷翔平投手(23)が、決勝打を放った。

 1回、西川の二塁打と松本の送りバントでつくった1死三塁の好機。カウント2-2から136キロを中前へはじき返し、三塁走者西川をホームに迎え入れた。最低でも犠飛という考えで打席に入り「外野まで飛べばいいと思った」と、シンプルな思考で先制点を挙げた。

 6回には巧みなバットコントロールで追加点を演出した。内角低めに投じられた地面スレスレのスライダーをとらえて、右翼線へ運ぶ二塁打。「あれは全く予想していなかったけど、結果的にバットの出し方が良かった」と、反応でフェアゾーンにはじき返した。続く4番中田が15号2ランを放つと、打球がスタンドに着弾する前から大谷もガッツポーズ。笑顔で本塁に生還し、中田を迎え入れた。

 4試合連続打点でチームの4連勝に貢献。結果が伴ってきている現状の打撃について「調子自体は、いい方ではない。たまたま」と、分析していた。