阪神が劇的なサヨナラ勝ちで自力優勝の可能性を復活させた。延長10回に、1番糸井がプロ初となるサヨナラの12号ソロを放った。首位広島が敗れたため、6・5ゲーム差に縮まった。試合後の金本知憲監督(49)の談話は以下の通り。

 -糸井はものすごい打球だった

 金本監督 ものすごい当たりでしたね。どこまで飛ばすのか、という当たりを見せてくれた。

 -しびれる展開だったが

 金本監督 毎回、ピンチの連続で、山田のホームラン以外はリリーフがピンチをしのいでくれて。攻撃も惜しいところはあったが、リリーフががんばってくれた。

 -3番起用の大山が3打点

 金本監督 タイムリー2本と、2ストライクに追い込まれてからの犠牲フライ。ルーキーとは思えない対応力。スイングの速さとか、大したものですね。

 -俊足の植田がタッチアップで生還した

 金本監督 どうかなと思ったが、高代ヘッドが「行けー」と言った感じはするが、よくかえってくれた。

 -大きい勝利だ

 金本監督 接戦を勝ち切るというね。先制、中押し、ダメ押しで気持ちよく勝つのもいいが、こういう勝ちを大切にして、明日につなげたい。 

 -開幕前に糸井に試合を決める一打を打ってほしいと言っていた

 金本監督 最後にスカッと試合を決めてくれたが、いつもあのポイントで打ってほしい(笑い)。