阪神鳥谷敬内野手(36)が、DeNA戦で井納から2回の第1打席で右中間への適時二塁打を放ち、プロ野球史上50人目となる通算2000安打を達成した。

 阪神の生え抜き選手としては、83年の藤田平(通算2064安打)に次ぐ、2人目の偉業。本拠地甲子園での偉業達成は球団史上初となった。

 鳥谷は勝ち越し適時打を放った西岡と並んでお立ち台に上がった。西岡と鳥谷のインタビューは以下の通り。

 -勝ち越し打の場面。どんな思いで打席に

 西岡 やっと仕事できたなと思います。

 -同点でセンターにボールが弾んだ。どんな思い

 西岡 復帰してからあんまり結果残してなかったんで、なんとか打てたのは、うれしかったですけど、きょうは、鳥谷さんの2000安打というのがあったので、なんとかチームが勝って、気分よく帰ってほしいなと思ってました。

 -2000安打は甲子園で達成

 鳥谷 本当に、このたくさんのファンの前で、2000本目が打てて、よかったと思います。

 -右中間を低く速く抜ける、鳥谷さんらしい打球。抜けた瞬間は

 鳥谷 負けてる場面だったので、点が入ってよかったなと思います。

 -先週のヒーローインタビューでは、早く打って楽になりたいという話も。楽になった

 鳥谷 これで周りが静かになると思うんで、ここから、楽に野球ができると思います。

 -あと1本で迎えたきょう。いつもと違った気持ちで試合に

 鳥谷 いやもう、いつも通り、毎打席、毎打席集中していこうという気持ちだったので、特別な思いというのはなかったです。

 -2000安打。誰にまず伝えたい

 鳥谷 両親もそうですし、ずっと支えてくれた家族にこの、2000本目のヒットのボールをプレゼントしたいと思います。

 -2000という数字。どんな意味が

 鳥谷 打てると思ってなかったので、なんとかこの数字を残せたってのは、よかったと思います。

 -あす以降に向けて抱負を

 西岡 鳥谷さんが頑張ってくれると思いまーす。

 鳥谷 頑張ります。

(西岡大笑い)