DeNAが絶好機をいかせず、勝機を逸した。4-4の8回。無死満塁で代打攻勢を仕掛けた。

 1番手の乙坂智外野手(23)は二ゴロ、続く後藤武敏内野手は空振り三振。9番倉本寿彦内野手(26)は、試合前時点で得点圏打率3割5分0厘。しかし、遊直で3者凡退に倒れた。先発今永昇太投手(24)は1回こそ3者凡退で最高の立ち上がりを見せたが、2回以降は毎回安打を許し5回4失点で降板。「調子自体は悪くなかったし、体のコンディションも全く問題ない。要所で冷静になることができず、気持ちのコントロールがうまくできなかった」と悔しがった。

 チームは3位巨人を1ゲーム差で追う。16日からは東京ドームで直接対決2連戦。アレックス・ラミレス監督(42)は「エキサイティングなものになる。3位攻防戦は多くの人が楽しみにしているだろうし、我々も楽しみにしている」と、不敵な笑みを浮かべた。