ソフトバンク千賀滉大投手(24)が6回1失点で今季の登板イニングが131回となり、現時点での規定投球回に到達した。この日は自己最多となる141球の熱投。2回に外崎に犠飛を許し、先制点を与えたが、降板後の8回にデスパイネが一時逆転となる2点適時打を放ち、黒星を逃れた。

 「今日はデスパイネさまさまです」

 前夜はビールかけには参加せず、コンディションを優先。だが、納得の投球はできず「気持ちも変で、いつもより寝るのが遅かった。マウンドで『こんなんだったら参加すればよかったな』とずっと考えていた。次、日本一になったら楽しみたい」と明かした。

 今季はここまで13勝3敗で、勝率はリーグトップの8割1分3厘。防御率も2・07の西武菊池に次ぐ同2位の2・20につけている。工藤監督は千賀にあと2試合先発機会を与えることを明言しており、初タイトルを目指す千賀は「そういうところを目指してやっていきたい。あと12イニングなので頑張ります」と、まずは規定投球回となる143イニング到達を目標に掲げた。