右足腓骨(ひこつ)骨折からの復帰を目指す阪神ランディ・メッセンジャー投手(36)が今日21日にブルペン投球を再開することになった。20日、病院で傾斜を使っての投球にGOサインが出たもようだ。クライマックスシリーズでの先発に向け、一気に視界が開けた。

 CSファーストステージ開幕日は10月14日。金本監督は大黒柱のCS先発起用について「状態を見ないと。2、3試合。短いイニングでもいいから」と見通していたが、順調に患部が回復すればノルマをクリアできそうだ。

 この日は鳴尾浜で投球相手を座らせ、変化球も投げ込んでから病院へ向かった。継続してキャッチボールは行っており、肩はできている状態。ブルペン投球を経て26日からのウエスタン・リーグ広島3連戦で実戦復帰すれば、10月5日からの1軍中日2連戦でマウンドに立てる。実戦2試合で患部に問題がなければ、CSファーストステージに間に合う算段だ。

 現状、阪神先発投手陣はやりくりが苦しい。CS投入が決定的となっているのは秋山、能見の2人ぐらい。残り2、3枠は今も流動的な状況だ。それだけにメッセンジャーの復帰プランにメドがたった事実は、何よりの朗報といえる。