早実(西東京)は21日、史上最多の高校通算111本塁打を誇る清宮幸太郎内野手(3年)が今日22日に進路表明の会見を開くことを発表した。プロ志望届を提出する意思を表明するとみられる。清宮はこの日、早実グラウンドに姿は現さず、学校で授業などを受けたとみられる。現状、清宮獲得の撤退を明らかにした球団はなく、12球団がトップランクの評価は変わらず。注目度の高さから、スカウト陣と面談が行われる可能性も考えられる。89年の野茂英雄ら最多8球団の競合を超える可能性も考えられ、「清宮ドラフト」になりそうだ。

<ドラフト前の主な面談>

 ◆菊池雄星(09年花巻東)10月16~20日に日米20球団(日本12、米国8)と面談。レンジャーズは先発投手のホランドを同行させ本気度をアピールした。面談終了から5日後、菊池は「日本一になってから挑戦したい」と米球界挑戦を封印。会見後に涙を流した。

 ◆斎藤佑樹(10年早大)同じ早大の大石(現西武)福井(現広島)と合同で、全12球団と面談を実施。各球団の持ち時間は30分。リーグ戦期間中のため選手は同席せず、両親と早大・応武監督が対応した。ヤクルトは開幕ローテーションを確約。ロッテは背番号18を用意していることを伝えた。