日本ハム栗山英樹監督(56)が入団から10年連続となる50試合以上登板を達成した宮西尚生投手(32)を絶賛した。

 1点リードの8回に4番手で投入。節目の登板を無失点で切り抜けてきた左腕に「すごいね、本当に。この記録はすごい」と、手放しで褒めたたえた。

 宮西の今季50試合目の登板は「札幌か大阪かな、と思っていた」という。記録に王手をかけた20日ソフトバンク戦以降は日程を見ながら、本拠地の札幌ドームか、宮西の故郷、兵庫・西宮に近い京セラドーム大阪で起用できないかと思案。そんな指揮官の親心もあり、この日、最高の展開で宮西を起用することが出来た。

 「10年というのは、本当に長い。どこかでケガもするかもしれないし、すごい記録だとあらためて思うし、すばらしい。(他の選手も)目指していい記録。体が元気でないと出来ない記録だし、厳しい場面で投げられないと(首脳陣に)使われない」と、偉大な記録の更新を喜んでいた。