ソフトバンク工藤公康監督(54)が、プロ野球史上単独5位となるシーズン93勝を挙げた。CSのロングリリーフ要員として、石川、摂津、中田を3イニングずつの予定で登板させた。

 2番手摂津が3イニングを9人でピシャリ。スライダーを軸にテンポのよい投球を見せた。工藤監督は「よかった。見ていて隙のない投球を見せてくれた。気持ちが向かっていっていた」と高評価した。

 先発石川もピンチをつくりながらもなんとか3回無失点。最速も151キロを出すなど復調をアピールし、工藤監督も「少し戻ってきたと思う。球威があると短いイニングではなかなか打たれない」と評価した。3番手中田が2イニングを無失点、9回に勝ち越しサファテを投入し逃げ切った。工藤監督は「今日は収穫がたくさんあった」と笑顔で帰りのバスへ乗り込んだ。