右脇腹を痛めていたソフトバンク柳田悠岐外野手(29)がこの日、1軍に復帰し、いきなりの大活躍だ。1番中堅でスタメン出場。

 初回の第1打席で遊撃への内野安打を放ち、内川の犠飛で先制のホームを踏むと、3打席目の4回には2死二塁のチャンスで右前適時打。「打ったのはフォークボール。せっかく使ってもらったので、何が何でも結果を出したかった。追加点が取れて良かったです」と、6点目となる追加点を喜んだ。

 試合前の練習ではフリー打撃で32スイング中10本のサク越え。ティー打撃中には右脇腹を押さえる場面もあったが、工藤監督は練習後、復帰後即スタメンでの起用を決めた。柳田に代わり、上林が登録を抹消された。

 藤本打撃コーチは「何とか今日(CS突破を)決めたい。1カ月(実戦から)空いているからそう簡単にはいかないと思うし、ぶっつけ本番は厳しい。そこまで期待していないが、相手に与えるプレッシャーがある」と説明。1番については「3~6番だと走者をかえさないといけないプレッシャーがあるので、一番プレッシャーのないところで1打席でも多く打席に立たせたい」と話していた。

 柳田は9月20日の日本ハム戦でスイングした際に右脇腹を痛め、右腹斜筋損傷・肋間(ろっかん)筋損傷2度(中度)及び右第10肋軟骨損傷で全治3週間と診断されており、約1カ月ぶりの実戦復帰となった。