ソフトバンクが2年ぶり17度目の日本シリーズ出場を決めた。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第5戦で、工藤公康監督(54)が右脇腹痛でリハビリ組だった柳田悠岐外野手(29)を緊急昇格させ、1番中堅で先発起用。その柳田の遊撃内野安打を起点に初回3点を奪い、快勝した。

 柳田は痛み止めを飲んで出場した。初回の遊撃内野安打に続き、4回は右前適時打。20日にフリー打撃を再開したばかりながら、2安打1打点と貢献した。「久々に野球ができて楽しかった。思っていたよりも(打席での)感覚がズレていなかった。ここまでチームが王手まで持ってきてくれて感謝。自分的には絶対に無理やろ、打てなくて当然と思っていた。そういう気持ちが良かったのかも」と笑った。この日は4打席で交代したが、日本シリーズではさらに大暴れする。