横浜が燃えた! DeNAが日本シリーズ進出を決めた24日、本拠地の横浜スタジアムでは無料のパブリックビューイング(PV)が行われ、2万人を超えるファンが詰め掛けた。試合途中には球場に入りきれず、球場外周の横浜公園まで人があふれるほどの熱狂ぶり。

 ハマスタでは2万3910人のファンが、大型ビジョンで勝利の瞬間を見届けた。試合中は筒香の2発など本塁打が出るたび花火が打ち上げられ、まるでホーム戦のようなお祭り騒ぎ。守護神・山崎康が最後の打者を仕留めると、歓喜の叫びは最高潮に達した。

 球場側も「想定外」のフィーバーだった。この日、午後5時の開場前から続々とファンが集まり、球場では急きょ外野の一部を開放。それでも人が入りきらず、午後7時過ぎには入場を制限した。王手をかけた前日第4戦の入場者は約8800人。関係者は「PVでここまで集まっていただけるとは本当に想定外。入れなかった方には大変申し訳ないが、安全面を考慮させていただいた」と話した。

 試合終盤には外周の横浜公園まで、球場に入れないファンでいっぱいに。「ツツゴー!」「さあ日本一!」。午後9時半過ぎ。19年ぶりのシリーズ出場が決まると、ハマスタの内外でファン同士が抱き合い、喜びの涙を流す姿も見られた。