巨人は中大・鍬原拓也投手(4年)を外れ外れ1位で指名した。最初に早実・清宮を1位指名も7球団の抽選。高橋監督は初のくじ引きの大役を務めたが、日本ハム木田GM補佐が引き当てた。外れ1位では九州学院・村上宗隆捕手(3年)を指名も計3球団の抽選で再び外した。3度目で鍬原を指名し、交渉権を獲得した。

 高橋監督は鍬原に「野手、野手と指名したが、チームとして(投手、野手)どちらもいい選手が欲しいところで、右のパワーピッチャーは補強ポイントで、ああいう形になった。即戦力と思っている選手。もし来てくれるなら最初から期待したい。中大OBも多い? ある意味、縁のある形なのかなと鍬原の映像は見ている? ビデオも見ていたし、神宮のクラブハウスで小さなモニターとかでも見ていた。力のあるボールを投げているなと思ったし、そういう部分でも今は右、左関係なく力のある投手が抑えていると思う。投手陣も若い選手が出てきているし、いい競争をしてほしい」と期待した。

 またクジについては「そこは残念としか言いようがない。(清宮は)魅力ある選手ですし、将来プロ野球界を背負っていく選手だと思う」と話した。