中日森繁和監督が未来型ドラフトを「100点」と総括した。広陵・中村を外したが、鈴木と青藍泰斗・石川の1位候補両どりに成功。6人中、5人が高校生と徹底的に好素材を狙った。

 「1つミスはあったが、こうなると大喜び。大学・社会人にもいい選手がいたが新しく、より若く、より速く、より強い選手をという方針。鍛えるだけ鍛えて、何年後か、次の監督に渡したときに活躍してくれたら。チーム作りに少しは役立つと思って」と説明した。

 中田スカウト部長らとともに、ドラフト1位のヤマハ・鈴木博志投手(20=磐田東)に指名あいさつ。席上でストッパーが第1希望との熱い訴えに、OKサインを出した。「後ろをやりたいという人は最近そういない。それくらいスピードで勝負したいんでしょう。本人がやりたいというんなら、かなえましょう。1イニングでどう3つのアウトを取るか。活躍するなら(先発より)そっちの方が早い」。