DeNA今永の執念の投球が、またしても勝利に結びつかなかった。

 6回まで116球投げ、1失点10奪三振に抑えた。しかし2点リードでマウンドを降りると7回に3失点を喫し、つかみかけていた白星が泡となって消えた。昨季CSを含め、ポストシーズン4試合目の先発でまたしても勝利を逃し、今永は「テンポが悪く、流れをもってくることができなかった」と悔しがった。

 ▼今永が10奪三振。シリーズでの2桁奪三振は昨年第1戦の大谷(日本ハム)以来20人目(22度目)で、球団史上初めて。シリーズ初登板では8人目になる。今永の公式戦での2桁奪三振は16年4月29日阪神戦(14個)だけで、今季はなし。公式戦で2桁奪三振がないシーズンにシリーズでマークしたのは、12年武田勝(日本ハム)以来6人目。