西武の鈴木葉留彦球団本部長は30日、牧田和久投手から米大リーグ移籍のためポスティングシステム利用の要望があったことを明らかにした。本格的な交渉はこれから行われる予定で、鈴木本部長は「細かいことはまだまだ。本人と話さないといけない。(譲渡金の)設定額もある」と話すにとどめた。

 プロ7年目で32歳の牧田は今季、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表入りし、海外挑戦への思いを強めた一方、球団の方針によっては国内FA権行使も視野に入る。

 牧田はメットライフドームで行われた秋季練習後に「残留も含め、全部が(選択肢として)あり得ると思う」と話した。