日本ハム大谷翔平投手(23)が、投打二刀流で世界の頂点に立つ、壮大な夢を語った。11日、東京都内の日本記者クラブで会見し、今オフにポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦する意向を正式に表明した。進化を続ける二刀流は海を渡っても継続するつもり。唯一無二の存在として世界一に駆け上がる目標を掲げた。ファン、栗山監督らへの謝意を表し、常識を打ち破った5年間にけじめをつけた。

 大谷は11日午前11時に会見場に姿を現し、背番号と同じ「11」が並んだ。代理人が決まった今月初めから会見の段取りを進める中で、この日が浮上したという。関係者は「会場の都合など偶然が重なりまして1並びになった。結果的に語呂合わせになってしまいました」と話した。11日は11年3月に発生した東日本大震災の月命日。大谷は、仙台市での楽天戦でも東北出身者として応援されたとし「岩手から来てタオルを振ってくれている方もいた。本当にそれは感謝しかない」と語った。