広島庄司隼人内野手(26)が13日、キャンプ地の宮崎・日南市内の宿舎で契約更改を行った。50万円アップの推定年俸630万円でサイン。今季はプロ初安打を放つなど、出場は6試合ながら最終盤にアピールした。

 クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでも打席に立った。2軍では主に1番を任され、82試合で打率2割9分4厘。意識したという出塁率は4割7厘と好成績。後ろにつなぐ意識で選球眼も養った。1軍での9月28日ヤクルト戦(マツダスタジアム)では秋吉を相手に12球粘って四球で出塁するなど成果を発揮した。

 「代打の1打席。途中守備からの1打席をものにするためにと考えられた。きれいな安打が打てなくても、相手に1球でも多く投げさせたり、いい形で後ろにつなぐことを考えていました。安打を打ちたいでは打てない。これからも投手、捕手との駆け引き、頭を使える選手になれるようにやっていきたい。(今キャンプは)詰まっても安打になるように、振る力をつけたいと思って取り組んでいます」と語った。