日体大・東妻(あづま)勇輔投手(3年=智弁和歌山)が、奪三振ショーで流れを引き寄せた。同点の7回から登板し、1死満塁から始まる延長10回のタイブレークを含む3回2/3を1安打無失点、9奪三振と完璧に抑え込んだ。

 来秋ドラフト候補に挙がる最速152キロ右腕は「今日は、腕が振れていたと思います。今年は絶対に全国の舞台で投げたいと思っていたので、全国で投げられるワクワク感とチームを勝たせたい気持ちがボールに表れた」と汗をぬぐった。