巨人からドラフト3位で指名されたNTT西日本・大城卓三捕手(24)が20日、大阪市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金6000万円、年俸1000万円(金額は推定)。

 大城は3人兄弟の末っ子。2歳上の長男昌士さんの影響で、双子の兄建二さんと小2で野球を始めた。小6から捕手をはじめ、東海大相模-東海大と2人の兄と同じユニホームに袖を通した。

 目標は同じ左打ちの巨人阿部で、菅野は高校と大学の先輩にあたる。身長187センチ、体重86キロの大型捕手は「阿部選手は長年にわたって巨人の正捕手を務められ、打つ方でも2000安打を達成された方。自分も打てる捕手を目指している。(プロでも)捕手で勝負したい。素晴らしいキャッチャーの方がいるので負けないように、1軍で活躍できるように練習していきたい。菅野さんの球も受けてみたいです」と抱負を語った。

 同席した岡崎スカウト部長は「キャッチャーとしての資質も十分だけど、特に打撃が素晴らしい。阿部選手のような、柔らかくて長打力があって広角に打てるタイプ。打てる捕手として期待しています」と話した。