アマチュア野球選手から侍ジャパン女子日本代表候補を選ぶトライアウトが25日、大阪・箕面市の履正社スポーツ専門学校北大阪校で行われ、10月に同代表ヘッドコーチに就任した木戸克彦氏(56)と橘田恵監督(34)らが42選手を見守った。

 阪神でヘッドコーチも務めた木戸氏は侍ジャパンのユニホームに身を包み「女子野球を初めて見た時、驚かされた。うまい子もたくさんいる」とレベルの高さに感嘆。「女子野球は埋もれていたらもったいない。母親がノックを打ったり、女の子でも教えられる時代に」と女子野球の未来を思い描いた。

 橘田監督は木戸氏について「高校、大学、プロと経験されてきたキャッチャー。バッテリーはお任せしたい」。阪神の正捕手としての経験が、女子日本代表に注入される。

 トライアウトは26日と2日間で行われ、12月2、3日には関東でも開催される。