リーダーをつくり、チームを変える。ヤクルト小川監督が28日、千葉・成田市内で行われたオーナー杯ゴルフに参加。14年を最後に廃止していたキャプテン制度を復活させるとした。

 理由は明確だった。「チームのリーダーが引っ張る。練習でも一声掛けるとか役目を担ってほしい。まとまってもらう、その方向に向いて一致団結することが大事」と説明。今季は負けが込むと、グラウンドの雰囲気が暗くなりがちだった。そこで士気向上を図るキャプテンを置き、空気を変える狙いだ。

 筆頭候補は選手会長を務める中村だ。正捕手として投手陣以外にも声をかけるなど、積極的にコミュニケーションを図っている。打診を受けた中村は「勝つことが目的。仲良しクラブじゃいけない。しっかり言うことは言う」と前向きだ。西浦も候補に挙がり、1月中に正式決定の見込みだ。