巨人へのFA移籍を決断した西武野上亮磨投手(30)が29日、チームへの感謝を口にした。神奈川県内で行われた選手会納会に参加。この日までに球団側へ退団する意向を伝えており「(プロ入りから)いろんな人との出会いがあった。感謝の気持ちしかないです」と明かした。

 来年はプロ10年目。春には第1子が誕生予定で「チャレンジするというのが一番だった。タイミング的にもここかなという思いがあった」と決断理由を説明した。契約前のため移籍先は明言しなかったが、近日中に巨人入りが正式決定する見込みだ。

 FA権を行使するかを決める段階から約1カ月半、悩み抜いて出した結論。新天地で迎える来季に向け、「1試合1試合、1球1球を大事に、責任感を持ってやりたい」と決意を新たにしていた。【佐竹実】