DeNA宮崎が29日、今シーズン最も劇的なサヨナラ打を放った選手に贈られる「2017 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」のセ・リーグ部門を受賞した。8月22日広島戦(横浜)で放ったサヨナラ本塁打が対象。筒香-ロペス-宮崎と3者連続の本塁打によるサヨナラ勝ちは、プロ野球史上初の快挙となった。「勢いが出て、日本シリーズまでいけたと思う」と振り返った。

 続く23、24日もサヨナラ勝ちで広島に恐怖を刷り込み、3位からのCS突破につなげた。宮崎は「緊張して初めて打席で足が震えた」と明かしつつ「いつもワンバウンドする今村投手のフォークが、ベルト付近に浮いていた印象があった。『浮いてきたらいこう』と思っていた」。首位打者らしい冷静な洞察が光った。「優勝して、もう1回シリーズの舞台に」。来季も球界屈指の中軸を担う。