今年のプロスポーツ界で最も活躍した選手や団体を表彰する日本プロスポーツ大賞に、プロ野球パ・リーグで優勝し日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスが選出された。過去11、14、15年と日本一になった年に殊勲賞を受賞していたが大賞は初受賞。20日、東京都内のホテルで授賞式が開かれ、チームを代表して出席した主将の内川聖一外野手(35)は「あらためて日本一の反響の高さを感じた」と感激した。ほかにもソフトバンクから今季のパ・リーグ最優秀選手(MVP)のデニス・サファテ投手(36)が殊勲賞を初受賞した。

 レーシングドライバー佐藤やボクシング村田と同席した内川は「他競技の選手を見てオーラを感じた。個人でやってるアスリートは違う。自分も打席でそれが出せるようになりたい」と刺激を受けていた。

 内川にとっては来季、チームの日本一連覇に加え、個人的にもあと25本となった2000安打がかかる。新たな刺激を受けた「頼れる4番」が、さらなる高みを目指す。【浦田由紀夫】