日本ハムの宮西尚生投手が4日、母校の兵庫・市尼崎高で練習を公開した。プロ入りから10年連続で50試合以上に登板している“鉄腕”サウスポーは、ブルペンで捕手を立たせて投球するなど順調な調整を見せ「今年が勝負だと思っている。球の強さも出てきた」と意気込みを口にした。

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場した昨季の防御率は、関学大から入団した新人時代に次ぐ悪さだった。チームも5位と低迷し「過去一番くらい、悔しい思いをした」と言う。あと43個で到達する300ホールドを今季の「最大目標」に掲げ「数字が良ければ、チームの成績も良くなる」と貢献を誓った。