オリックス、ロッテで投手としてプレーした光原逸裕氏(37)が1日付で母校・京産大の硬式野球部コーチに就任した。9日、大学が発表した。光原氏は報徳学園(兵庫)から京産大、JR東海を経て、04年ドラフト2巡目でオリックスに入団。1年目の05年に先発ローテーションに入り、7勝を挙げてシーズン最後までクライマックスシリーズ出場を争ったチームに貢献した。

 シーズン終盤は右肩痛に苦しみ、その後もケガに悩まされ、11年にロッテに移籍。だが結果を残せず、12年に戦力外となり引退した。プロ2年目以降は1勝に終わるも、ひたむきな投球姿勢が光る右腕だった。

 引退後は臨時コーチで京産大の後輩を指導してきたが、専任コーチとしてスタートを切る。9日はその初日になった。光原氏は大学を通じ「社会に出る前の大事な時期に学生に関わる責任を感じます。日本一を目指しながら選手と関わる中で、互いに成長できる関係を築きたいと思います」とコメントした。