巨人畠世周投手(23)が24日、川崎市のジャイアンツ球場で今年初のブルペン投球を行った。

 マウンドの傾斜を確認しながら、立った捕手へ30球を投じた。「今日は6割くらいの力で投げました。ハワイでは遠投だけだったので、傾斜がある分、リズムも違う。難しい部分もありましたが、今の状態がどんな感じなのかが分かりました」。

 菅野智之投手(28)らと昨年12月から約1カ月間ハワイで行った自主トレでは、肉を中心とした食事に、体幹強化を重点としたメニューを消化し、体重は3キロアップした。「筋力量だけで2キロ増えた。体幹を鍛えた分、コントロールが良くなっていくことを実感できたらいい」と今後の成長に、自ら期待をかけた。

 1年目の昨季は途中から先発に定着。13試合に登板し6勝、防御率2・99をマークした。今季はローテーション候補として計算されるが「2年目の方が緊張する。計算に入れてもらうのは光栄ですが、ルーキーじゃないので、結果で答えを出していかないといけない。」と慢心はない。

 「相手に全力で向かっていくことで、結果はついてくると思う。防御率2・50以下、白星は2ケタを目指します!」と力強く言い切り、2年目のジンクスも気にかけなかった。