西武に“ボンサイ右腕”が現れた。新加入のニール・ワグナー投手(34=メッツ3A)が今キャンプ初のブルペン入り。ポンポンと35球を、わずか10分ほどで投げ終えた。セットからフォーク、スライダーも交え、全体的に低めに集めた。「調子は悪くない。次につながれば」と、リリーフ候補は穏やかな顔で話した。

 趣味は、釣り、ハイキングという自然派。さらに、最近は盆栽も。生物学を専攻した大学時代に、生態学の授業で読んだ本に紹介されていたのがきっかけだ。プロになってからはやめていたが、最近、再開した。来日前にも1つ作成。アメリカに残る婚約者が水やりの世話をしてくれている。「手入れの難しさに興味を引かれた。盆栽をしている時は、野球のことは考えない」と良いリラックスになっている。日本語では「打者を斬る」という表現があると知り、「盆栽のようにカットするよ」と宣言した。