DeNAの最速148キロ右腕、ドラフト3位ルーキーの阪口皓亮投手(18=北海)が、ラミレス監督から「守備力」のお墨付きをもらった。1軍キャンプ休日だった9日、指揮官が沖縄・嘉手納で行われている2軍キャンプを視察。

 投内連係などを見守ったラミレス監督は「挟殺プレーなど1軍と2軍のレベルの違いを見に来たが、遜色はなかった。大きな違いはない。良くやっている」と言った。

 その中で印象に残った選手を問われると、白崎とともに阪口の名前を挙げた。

 「(阪口は)非常にいい守備の連係を見せてくれた。ランダウンプレーで走者を追い掛けるスピードが非常に良かった」と評価した。

 前回2軍キャンプを視察した5日は、阪口のブルペン投球を高評価し、この日は守備力をチェック。

 12日には紅白戦を予定している。筒香、ロペス、宮崎の主力3選手は欠場するため、2軍からも野手を中心に招集する予定。

 阪口の抜てきについては「1軍にもピッチャーの人数がいるので、先に見ないといけない。可能性はないわけではないけど、高卒ルーキーなので、あせらせてプレッシャーをかけるより、じっくり育てた方がいいところもある。可能性はないわけではないですけど」と言った。育成に関する慎重な姿勢から、期待の大きさがにじみ出ていた。【遊軍 前田祐輔】