ソフトバンクが本拠地ヤフオクドームでの初戦となる3月3日の阪神戦で、前代未聞の全席自由、食べ放題デーを初開催する。球団創設80周年の「シーズンスタートデー」と題し、新商品43種類を含む224種類の球場グルメが食べ放題となる自由席入場券が1人2500円(子ども同額)。数量限定商品もあるが、弁当、ステーキ丼、たこ焼き、ソフトクリームなどをおなかいっぱい食べられる。

 ユニホームを配布する人気イベント「鷹の祭典」に続く、集客イベントとして今回の食べ放題が実現。担当のソフトバンク大山氏は「各店舗、メニューを絞っているので、食材のロスも少ない。赤字ではありません。高い、おいしくないと先入観を持たれているお客様に、球場グルメも今はこんなにおいしいんだと知ってほしい」と話す。

 店舗でチケットを見せると、ほしいメニューの料理がもらえる。コカコーラシート、ホームランテラス以外はバックネット裏などどのエリアでも観戦OKで、食べ放題は開場から7回裏終了まで。ビールなどのドリンクは通常価格となる。大山氏は「2、3人のグループで来ると、さらにたくさんの商品を試すことができるのでオススメ。今後は公式戦でもやりたいですね」。人気の阪神戦でもあり、チケットはすでに2万枚以上が売れているという。【石橋隆雄】

 ◆ソフトバンク企画担当大山氏の「私ならこうする」

 <1>トリプルスリーバーガー 開門はファンクラブ会員は午前10時。一般は午前11時「まずは新店舗のフレッシュネスバーガーに行ってトリプルスリーバーガーを食べます」

 <2>選手サロンのカレー 「続いては普段はなかなか行く機会のないビクトリーウイングに行き、お客様には初提供となる選手サロンのカレーを食べますね」

 <3>アイスクリーム 「サーティーワンのアイスを食べてひと休み」

 <4>ホームラン丼 「試合中には京都勝牛のホームラン丼を最後に食べながら、外野席で盛り上がりたいですね」

 「現在、球団ホームページに食べ放題の224種の一覧表を出しているので、一緒に行く友人と、先に弁当を確保するなどの作戦を立てるのもおもしろいと思います」