日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18=早実)が、札幌ドームを自分の庭にする。26日、空路で東京から札幌に移動。栗山監督から、プロの1軍の投手や使用する球場に慣れるため、まずは開幕までの1軍を明言された。

 本拠地・札幌ドームデビューの可能性がある明日28日の台湾ラミゴ戦に向けて「雰囲気も違うと思いますし、どんな感じなのかなという思いはすごいあります。いろいろ意識するとは思いますけど、いつも通りいきたいと思います」とほほ笑んだ。

 清宮より約1時間早く、札幌へと移動した栗山監督は「1軍の投手を見て、どういう反応をするのか見たい」と清宮1軍の理由を話した。札幌ドームをはじめとした球場の雰囲気などを体感させることも狙いの1つのようで「打者の能力があることは分かっている。あとは彼が、どういう勝負をするのか待っているだけ」と、経験値を積むことを期待した。

 ここまでオープン戦2試合に出場。清宮は「試合を見ていても、こういう人たちと戦っていかないといけないんだなというのもありますし、こういう中で一緒に戦っていきたいという思いも芽生えた」。3打席で空振り三振と2四球。“プロ初安打”に向けて「あんまり欲を出してもダメだと思うので。落ち着いていきたいです。自分の色を表現できればと思います」と自然体を強調。堂々とした足取りで、歩を進める。【田中彩友美】