日本ハムが4回に打者一巡の猛攻で5点を奪い、打ち勝った。

 4回は先頭の3番近藤が左前打で出塁。4番中田も中前打で続くと、無死一、三塁から5番レアードが先制の中前適時打を放った。その後も中島の2点適時二塁打や西川の中前適時打も飛び出し、大量得点を積み上げた。栗山英樹監督(56)は「1つのチャンスに一気にいける、ウチらしい感じが出てきたのはいいことです」と収穫に挙げた。

 投手陣は先発吉田が3イニングで5安打を浴びながらも無失点。2番手の玉井は3回2安打1失点と、両先発ローテーション候補がまずまずの投球。栗山監督は「(吉田は)無失点よりも、この時期は内容が大事。3回投げて、あれだけランナーを背負う。ただ、粘りきっているとも言える。(失点したが)玉井なんかはすごく良かった」と、振り返った。

 7番一塁でスタメン起用したドラフト1位の清宮幸太郎内野手(18=早実)は、2回の第1打席で“プロ初安打”となる二塁打。「開幕に勝つために必要か、早く見極めたかったので」とスタメン起用した狙いを明かし、2打数1安打1死球だったこの日の結果については「良かったね。雰囲気はああいう感じだね。やっぱり打つ能力はある。あれが良かったと言っちゃいけないかもな」と、評価していた。