東洋大のドラフト候補3投手がプロ封じだ! 昨年の東都大学リーグを連覇した東洋大が3日、埼玉・川越市内の同大グラウンドで楽天2軍とオープン戦を行い4-2で勝利。杉本泰彦新監督も初白星を飾った。

 先発した最速153キロ右腕の梅津晃大投手(3年=仙台育英)は4回を投げ、3安打3三振無失点。初回こそ緊張して2四球を出したが、2回以降は直球を主体に攻めて立ち直った。「プロと初めて試合して緊張した。内容は悪かったが4回を0点に抑えられたのは良かった。初回はかわす投球になってしまったので、これからは逃げ腰にならず自信を持って攻めていきたい」。直球のほとんどが145キロ以上をマークしていた。

 3番手で投げた上茶谷大河投手(同=京都学園)は最速を大幅に更新し151キロをマークし2回を1安打無失点。「ベストボールじゃないと空振りを取れない。1球の大切さを実感した」と言った。甲斐野央投手(3年=東洋大姫路)は最終回を3者凡退で締めた。「まだまだですが、フォークが通用すると思えた」と笑顔。7球団のスカウトが視察。楽天長島スカウト部長は「梅津くんはスケールが大きい。上茶谷くんは完成度が高く、甲斐野くんとともに即戦力のイメージ。3人とも上位候補だと思います」と評価した。