ソフトバンク川島慶三内野手(34)が、連敗を8で止めるサヨナラ3ランを放った。8回2死、岩瀬から内川が左越えに特大アーチ。9回は田島から中村晃が同点ソロ。さらに敵失からチャンスをつくり、川島が仕留めた。

 川島は5点をリードされた6回、先頭打者として安打で出塁した今宮を一塁に置いて、右方向へ大きな当たり。フェンス直撃で転々と打球が転がる間に三塁へ達した。5回までわずか2安打に抑えられていた打線に火をつけ、続く柳田の中前適時打でホームを踏んだ。

 この日は対左投手パターンのスタメンで2番二塁で先発出場。中日左腕ガルシアからの一打に加え、8回には岩瀬から右前を放ち、左腕キラーぶりを発揮。最後は右腕、守護神田島を攻略し、3安打4打点と存在感を見せつけ、歓喜の輪の中心で笑みがはじけた。