日本ハムのドラフト2位、西村天裕(たかひろ)投手(24=NTT東日本)の開幕1軍が濃厚となった。前日20日巨人戦(東京ドーム)で打球が左ひざ下に直撃。1球で降板したアクシデントから一夜明けた21日、患部は大事に至らず「打球は膝の皿の下の骨に当たった。ちょっとあざが出来ているけど、痛みもなくて大丈夫です」と笑顔。横浜で全体練習に参加し、通常メニューを消化した。

 栗山監督も胸をなで下ろした。ここまで中継ぎとして起用し、気迫あふれる投球を評価してきた。「大丈夫そうだね。西村は面白い。行くところは思い切って行くよ」と、しびれる場面での起用も見据えた、開幕メンバー入りを示唆した。全体練習後にチームとともに空路で北海道へ移動した西村は「最後に納得した結果を残したい」と、オープン戦ラスト3試合へ、闘志を燃やした。