日本ハム西川が、同学年右腕を後押しする一打を放った。1-0の7回2死二塁の場面。「積極的に行くことを心がけていた」と、カウント2-1からの4球目を右翼線へはじき返して適時二塁打。攻略に苦しんだオリックス西から2点目を奪って降板させた。結果的にチームは1点差勝利。右肩炎症から復帰した、同じ92年生まれの有原の今季初勝利をアシストする適時打となった。

 守っていた中堅から、頼もしい背中を見つめていた。「さすがだなと思った。(8回に)1発は打たれたけど、きっちり抑えていた」と、有原本来の力強い投球に感嘆。自身は本調子ではないが、この日は4打数2安打1打点で今季2度目の複数安打をマーク。接戦を制して「チームもいい流れになる」と振り返った。今後への手応え十分の1勝に、25歳のリード・オフ・マンも大きく貢献した。