巨人山口俊投手(30)が9回を2失点に抑え、今季初完投勝利で2勝目をマークした。133球の力投で自己最多の14奪三振。6回2死の乙坂から7回の嶺井、関根、倉本、8回の神里、大和を6者連続三振で封じ込めた。

 9回を1人で投げ抜き、ブルペン陣に休養を与えた。週の初戦でスタミナ自慢の右腕が大きな仕事を完了させ「勝ててほっとしています。尻上がりに良くなった。その結果、完投できたと思います」と振り返った。

 自身5度目のハードオフ新潟での登板は2勝0敗と不敗を保ったまま勝ち星を積み上げた。マウンドが低いとされる同球場の特性を「軸足にしっかりと体重を乗せることを意識した」と順応させた。