17日の阪神戦が雨天中止になったため、19日に予定されていた中日松坂大輔投手(37)の移籍後2度目の先発が、22日の広島戦となる可能性が出てきた。

 この日先発予定だった柳が今日18日にスライドする。ガルシアの先発も明日18日にずれ込むとみられる。当初、20日からの広島3連戦は小笠原、ジー、笠原を予定していたが、15日の横浜戦に先発した笠原は、6回まで3失点と耐えたものの、7回に崩れて2敗目を喫した。失意の右腕は上がりのこの日も練習に参加し、ダッシュなどで調整を続けた。「昨日言われました。ベンチに入ります。あんなピッチングをしていたら、仕方がない」と、笠原自ら中継ぎに配置転換されたことを口にした。

 開幕から小笠原、ジー、笠原、柳、ガルシアの5人に加え、先発後に出場選手登録を抹消される松坂、吉見の2人と合わせ、7人の先発投手でまわしてきた。笠原の中継ぎ入りは、苦しい救援陣にとってもプラスになる。リリーフ1番手だった又吉が15日に2軍落ちして再調整中のため、8、9回の鈴木博、田島へつなぐリリーフ陣に苦心していただけに、必勝パターン確立への近道になる。

 松坂の登板日は、笠原が抜けた22日の広島戦が有力視される。阪神戦が流れて残念か、と聞かれた松坂は「どうですかねぇ」とはぐらかし帰路についた。5日の巨人戦は5回8安打3失点で負け投手となった。次回登板には、怪物復活白星の期待がかかる。【伊東大介】