阪神藤浪がゴールデンウイーク明けに2軍で実戦復帰する見通しになった。早ければ5月8日のオリックス戦(大阪シティ信用金庫スタジアム)で“再起戦”に臨む。

 不振のため20日の巨人戦(甲子園)を最後に2軍で再調整に入った藤浪が、ようやく次の段階に入ろうとしている。29日は鳴尾浜のブルペンで67球。26日以来、降格後2度目のブルペン投球でも「1つのテーマとしてやっている」変化球が中心だった。すべてセットポジションからの投球で10球過ぎから変化球を多投。最後はクイック投球も4回混ぜた。感触を確かめるように時間をかけて投げ込んだ。

 「(前回と比べて)良かったり、悪かったりもありました。(フォームの)バランスも大事だし、変化球の精度も大事。ブルペンでやっていることは確認ですね。試合の直前とは違います」。今はまだ、試合に合わせた調整ではなく、課題に取り組んでいる現状だと明かした。