2日に1軍初昇格する日本ハムのドラフト1位清宮幸太郎内野手(18)が1日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷から本拠地の北海道に移動した。

 午後に札幌市内にある合宿所に到着。スーツ姿で取材に応じ、「やってやるぞ、という気持ちです」と、1軍デビューへ向けて意気込んだ。

 開幕前に限局性腹膜炎で入院するなど出遅れていた。4月10日に2軍戦で実戦復帰し、同20日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(鎌ケ谷)ではプロ1号を含む1試合2本塁打をマーク。そこから5試合で4本塁打と調子を上げ、同30日に栗山監督が2日からの1軍昇格を明言した。

 プロ初昇格を聞いた時は「びっくりしました」と、信じられなかった様子。ただ、2軍戦で着実に結果が出始めて体調にも問題がない現状に「ヒットが出ない時期が続きましたけど、出てからは何となく、つかんだ感じがあった。ホームランも出て自信も付いた」と、これまでを振り返った。

 2日楽天戦(札幌ドーム)はスタメンデビューの可能性も十分。「チームに貢献できればと思います」と、力強く話した。