西武先発ファビオ・カスティーヨ投手は、6回1/3を投げ6安打無失点に抑えたが、チームの勝利につながらなかった。

 降り続ける雨をものともせず、力のある直球を軸に、要所でチェンジアップを低めに決めてカウントを稼いだ。初めて投げる地方球場のマウンドだったが「イニングごとマウンドのぬかるみだったり、雨の降り方などの状況で、アジャストできたと思います。ソフトバンクは去年優勝しているし、いいチーム。自分のピッチングをすることを考えていた」と話した。辻監督は「よく頑張った。投げっぷりが良かった。勝たせてあげたかった」と労っていた。

 通算2000安打まで残り1本としているソフトバンク内川は、3打数無安打に抑えた。カスティーヨは「あまり考えずに、1人1人を打ち取ることを意識していた」と振り返った。