セ、パ両リーグは9日、3、4月度の「日本生命月間MVP賞」を発表した。セ・リーグの打者は、巨人坂本勇人内野手(29)が入団12年目で初受賞。巨人の打者では13年8月の村田修一以来の受賞で、遊撃手では球団初の受賞となった。リーグトップの打率3割6分9厘、38安打を記録した。打点20もリーグ3位タイの成績で6年ぶりの8連勝に貢献した。

 投手はリーグ最多の4勝(1敗)を挙げた阪神ランディ・メッセンジャー(36)が、昨年3、4月度以来3度目の受賞となった。阪神の外国人選手で3度の受賞は、バース、スタンリッジの2度を抜いて最多となった。

 パ・リーグの打者は、西武山川穂高内野手(26)が昨年8月と9、10月度に続いて3度目の受賞となった。11本塁打、33打点、69塁打、長打率8割3分1厘、得点圏打率5割6分、22四球がリーグトップだった。年をまたいで3連続受賞だが、パ・リーグでは連続受賞の公式記録とは認定しない。連続受賞のパ・リーグ記録は13年田中将大(楽天)の5カ月連続。

 投手部門は3年目の西武多和田真三郎(25)が初受賞した。5試合に登板しリーグ最多タイの5勝で、リーグ3位タイの防御率2・06だった。

 いずれも賞金30万円と記念盾、トロフィーが贈られる。