プロ10年目の日本ハム中島卓也内野手(27)が、通算2本塁打目を逆転満塁弾で飾った。

 1点を追う2回1死満塁の絶好機。ソフトバンク先発バンデンハークの2球目、変化球135キロを思い切り引っ張り右翼席ギリギリに放り込んだ。今季1号の逆転満塁弾はキャリア2本目。相手バッテリー、チームメートも目を丸くする衝撃の本塁打を刻んだ。

 「みんなびっくりしてますけど、僕が1番びっくりしてますね。どうやって打ったか覚えてません。とにかく前に飛ばせばゲッツーもないので、真っすぐのタイミングに合わせて振りにいきました。体がうまく反応してくれました」と無心で成し遂げた。

 プロ1号は昨季7月30日ソフトバンク戦で、通算2287打席目。プロ野球史上、最も打席を要した第1号。それ以来の1発だった。